「未病」とは?
「疲れやすい・疲れがとれない・身体がだるい」「よく眠れない」「イライラしてしょうがない」「食欲がない・胃腸の調子が悪い」「頭痛・肩こりがひどい」「よくめまいをおこす」「身体が冷えて困る」など、病院に行くほどでもないけれど「なんとなく調子が悪い状態」を経験したことはありませんか?
このような状態は病気未満ではありますが、病気一歩手前の病気に向かっている状態といえます。この状態を「未病(みびょう)」と言います。
「未病」の状態は、西洋医学では治療の対象とならないことが多いです。「病気」を治療する西洋医学の考え方とは異なり、「未病」の段階から不調にアプローチできるのが漢方治療の大きな特徴で、まさに予防医療と言えます。漢方治療では各々の体質や状態に合わせて治療するため、同様の症状でも異なる薬を用いたり、また、複数の症状でも一つの薬で治すこともあります。